アイルランド留学日記(2002年10月)
留学生活の10月分
2002年10月11日(金) 学校10日目
一日中雨、時々強風。どうもこれがこの辺の普通の天気らしい。授業はOnetoOne。授業は順調に
進むのだが、突然授業の内容が変わるので、一瞬何を言っているのかが分からなくなる。今日も
突然「ラベルの読み方」なる内容に変わったが、何を言い出したのかさっぱり分からなかった。
ポカンとしていると、丁寧に繰り返し発音してくれるのだが、発音が分からない訳ではないので、
何回言われても分からん物は分からん。で、「あんたの発音は分かるが何が言いたいのか分からん」
と言うと、やっと言い方を変えて何がしたいのかが判明。頼むから前後の繋がり無しに授業内容を
変えるのは止めて欲しい。
アイルランドの警察を信じた私が馬鹿だった。今日も警察へ行ったのだが、案の定一言「月曜」。
あきれて返す言葉もなし。もうこれ以上言うまい。明日は天気が良さそうなので、何処かへ行って
気分転換をしようと思う。
【本日の教訓 : あきれた】
2002年10月12日(土)
晴れ、時々雨の繰り返し。Lemerickへ出かけた、バスで50分ほど。バスターミナルには例の白タクの
おじさんが通る人に声を掛けている。今日は捕まらないようにさっさと通り過ぎる事に成功。切符売場
で「Limerick」というと、片道か往復かを聞いてきたので「往復」と答える、E9.0。実に簡単だった。
一応家を出る前ホストマザーに、「往復とは何と言うのか」を聞いていたのだが、こちらが言う前に
切符売場のおじさんから聞いてくれた。切符は幅4cm、長さ20cmのロール紙を切った物に区間、
金額が印刷して有る簡単な物。バスに乗る時に運転手に渡すと小さな穴を1ヶ開けて返してくれる。
7割程座席が埋まっている位で大して混んではいない。窓の景色を楽しんでいると50分はすぐに
過ぎLimerickへ到着。さすがにEnnisとは違って都会。バスターミナルからガイドブックの地図を見な
がら川沿いに歩き、「ツーリストインフォメーション」に到着。無料の地図を探すも見つからない為、
E1.5で地図を購入。小銭で払おうともたもたして、本当に細かいコインで払ったらお姉さんに笑わ
れた。適当に写真を撮りながら街を散策。散策コースの看板が出ているので結構便利、だが途中で
道に迷い、1時間程訳の分からない所を歩くハメになった。有料の所はあまり入らない方なのだが、
「ジョン王の城」には入ってみた、E6.65。高い。受付のお姉さん、私の顔を見ながら「英語は分かる
か」と尋ねるので、「少し」と答えると、城内の回り方を説明してくれたのだが、実に分かりやすい、
珍しくほぼ全部聞き取れた。あんたは偉い。Ennisの「ツーリストインフォメーション」のお姉さんとは
大違い。しかしここは結構良かった。博物館が併設されており、入るとすぐに音声付のスライドで、
Limerickの歴史を説明してくれたので、この城を理解する上で多少なりとも役に立った。
人は殆どいなかったが、たまたま一緒になった母娘連れが写真を撮っており、母親の方が展示物の
中に入り込み、そこで写真を撮ったので、その娘と一緒に大笑いした、実に愉快な母親だ。
1000年以上前の城の中を見学出来、城の塔からの眺めも実にすばらしい。塔から降りて歩いて
いると、例の母娘連れがまた写真を撮っていたので、「塔の上のほうが眺めが良いよ」と教えて
上げる。その後塔の上から手を振ってくれた。最後に今回初のお土産を購入。
道に迷った後、少し早いがバスターミナルに戻り、乗り場を確認するが分からない。結構たくさん
乗り場が有るのだが、仕方がないので順番に確認する。2週目でようやく発見。時間が早いにもかか
わらず大勢待っているので一緒に待つことにする。ここで昼食をとっていない事に気が付き、りんごを
一個食する。しばらくすると、違うホームにバスが到着するとのアナウンスがあり、皆そこへ移動、後を
着いて行く。出発時間より20分以上早いのだが、ほぼ満席になると、何故かバスは出発。どうも臨時
便の様で、定時のバスはさっき迄待っていた所に止まっていた。乗客が多いと柔軟に便数を増やす
様だ。ちなみにバスに乗る時は、再び切符に小さな穴を開け、合計2個の穴が開いた切符を返して
くれた。道に迷った分余計に歩いたが、良い気分転換になった。良しとしよう。
【本日の教訓 : 1日に3回虹を見た、美しい】
2002年10月13日(日)
朝うす曇り、後晴れ。風が冷たくなってきた。だが、半袖が多いのは何故?
出掛けるのは週1回と決めていたのだが、余りに暇なのでGalwayへ行った。11時過ぎのバスに
乗ったので到着は12時半過ぎ。E13、Limerickよりかなり高い。途中車窓から見る景色は、何処か
富良野を連想させる物が有る。Galwayの街は賑やかな所が固まっており、Limerickよりこじんまり
した印象を受ける。学生が非常に多い街らしく、若い人を多く見かける。日曜日の為、店の多くは
休みだったが、雰囲気は充分味わうことが出来た。川沿いの遊歩道はなかなか感じが良く、私し
好みの風景。今度は土曜日にでもショッピングに来ようと思う。Galwayのバスターミナルは列車の駅と
同じ場所に有るので、プッラットホームの中に入り込んで列車を見ることが出来たのだが、とにかく
ぼろい。やはりJRは大したものだ。中はこちらの方がはるかに広いのだが。
朝、ATMを使って現金を引き出してみた。恐々使ったのだが、基本的には日本と同じ。一番違う所は
引き出す金額が予め幾つか表示されており、それで良ければワンタッチで金額を指定できる点。
勿論任意の金額も指定可能。手数料と為替レートは未確認。
明日からまた、Ennisの警察との戦いが始まる。
【本日の教訓 : やはり出掛けるのは週1回にしよう、疲れる】
2002年10月14日(月) 学校11日目
朝は霧、後晴天。今朝はかなり寒かった。
いよいよ戦いの再開。学校が始まる直前、9時前に警察に行き「今日はImmigrationは開くか」と尋ね
たら、9:50に開くという回答。ついにこの日が来た。一旦学校に戻り授業を受け、9:45再度警察に
行く。今まで一度も電気がついていなかった部屋が明るい。他に待っている人もいないのでドアを
ノックして開けると先客1名。しばし待って中に入る。軽く自己紹介して、学校に通っている事、
12月9日迄アイルランドに滞在したいことを告げる。同時に学校の入学許可書、学費の領収書を
見せるとしばしチェック。学校が終わったらどうするのか聞かれ、すぐ日本に帰ることを説明。
その後は、帰国日を再確認され、無事12月25日迄の滞在許可がおりた。結局必要な書類は
先の2種類だけ、他には必要なかった。この間約10分、まあ問題なかったと言う所だろう。
学校に戻るとEMMA先生から「おめでとう」の一言。家に戻って、皆に報告し全て完了。
【本日の教訓 : 諦めず、腹を立てず、これがアイルランドかもしれない】
2002年10月15日(火) 学校12日目
朝は曇り、後時々晴れ、時々雨、風が冷たい。
授業はOnetoOne。「Would you like / I would like」 の使い方を学習。やはり忘れている事、知ら
なかった事が次々と出て来る。とても覚えきれない。3時間半の授業だが、EMMA先生がOnetoOne
では間が持たないらしく、結構雑談をしてくる。こちらとしては、雑談も結構役に立つので構わない
のだが。今日も前から悩んでいた、お店での会話方法をレクチャーして貰った。昼食は晴れたら
今も外で食べているのだが、そろそろ限度かも知れない、とても寒い。もちろん、地元民は当然の
様にベンチで昼食をとっているのだが。ATMの使い方も分かった事だし、少し贅沢も考えて見よう。
食後は図書館でインターネットを使って日本のニュースをチェック。混んでいて少し待ち時間が
有ったのでその間新聞を見ていたら何故か全く読めない。ゲール語の新聞だった。ゲール語の
放送局もあり、ゲール語は決して過去の物では無いようだ。夕方、日本の友人に電話を掛け久し
振りに日本語をしゃべった。
【本日の教訓 : アイルランドは、やはり北の国だ。今までが暖か過ぎたのかも知れない】
2002年10月16日(水) 学校13日目
朝は曇り、後晴天。午後は暖かい。
授業はイデットさんと二人。EMMA先生とイディットさんが話し始めると、とても着いて行けない。
授業内容は「much,many,a lot of」、基本的には何の問題も無いのだが、いざ会話になるとスムーズ
に出ないし、muchとmanyの使い分けが上手く行かない。何故、Breadがmuchなのか。30数年前の
事は覚えていないし....。スーパーでMAKIKOさんに会って、ビザの事をもう一度確認したら
上手く無いらしい。月曜に学校で聞いたときは、英語でしゃべったのでOKだったと勘違いして
いた様で、ビザの延長が出来なかったとの事。Immigrationからいくつか注文がついた様で、私の
知っていることも教えてあげたのだが、中々面倒なようだ。何とか解決して、12月までご一緒しま
しょう。
【本日の教訓 : やはり英語は難しい、というより忘れている事が多過ぎる】
2002年10月17日(木) 学校14日目
朝は晴れ、午後からにわか雨。初霜が降りた。ホストマザーが天気予報を見て、「スコットランドは
雪になっている」と言っていた。
今日もイデットさんと二人。「too much,too many,enough」と「比較級」の授業。今日も基本的には問題
無いのだが、比較級の変化(er,ier,more)を忘れている。そしてイディットさんの発音はやはり聞き取り
にくい、最初の時よりはいくぶんましなのだが。
ブレークの時にMAKIKOさんに聞いたら、Immigrationの注文は何とかなりそうだとの事。おめでとう。
やはり現地での滞在延長は、いろいろ面倒なようだ。早朝、ベッドから落ちた、痛かった....
【本日の教訓 : アイルランドの10月は、雨が多い東京の1月。やはり寒い】
2002年10月18日(金) 学校15日目
晴天、朝は一面霜、午後は結構暖かい。
授業はイスラム系の奥さんと2人。「have,have got」について。但し、2人とも別メニュー。内容に
ついては少し混乱している。haveとhave gotは同じ様に使えるが、イギリスではhave gotを良く使う
らしい。Breakの時亭主が来て、嫁にもっと会話の練習をしろ言いながら、私に協力してくれと言う
ので、仕方ないので少し話をして見たが、やっぱり上手く話しは続かない。もう少し単語を知らないと
会話にはならないし、結構Shyなので難しいかも。夜、家が騒がしい、人の出入りが多い。一体
何事だろうか? 少し風邪気味なので、今日は早く寝る事にする。明日は完全休養日の予定。
【本日の教訓 : 人に言われたのだが、少し慣れた時に体調を崩すらしい】
2002年10月19日(土)
午前中晴天、午後うす曇り。今日は完全休養日。
9時頃起きてキッチンへ行くとメモが置いてあり、「トーストと紅茶は自分で準備してね」と書いてある。
大した事無いのでお湯を沸かし紅茶を入れ、トーストを焼く。食事はずっと自分で作って来たので、
この方が自然に感じる。食事後もう一寝入りして、昼前に歯磨き粉を買いに街まで出る。やはり
土曜日が一番賑わっている。帰って見ると三男と次女がテレビを見ていた。やっと起きたらしい。
遠い国まで来て、こう言う風にのんびりする事は、かなり贅沢な事かも知れない。
夕方、ホストマザーが一日留守の理由が分かった。アイルランドでは今日、国民投票が実施されて
おり、それの受付をしているとの事(ボランティアか仕事かは不明)。朝9時から夜9時までの12時間
そこにいるとか、ご苦労様です。昨夜騒がしかったのもこの関係の様だ。
【本日の教訓 : 外国まで来て何もしない事、最高の贅沢】
2002年10月20日(日)
朝から一日中雨、それ程寒くはない。
9時前ホストファザーに起こされ朝食。ホストマザーはまだ寝ている模様。昨日は疲れたと思う。
今日も昨日に引き続き完全休養日。一日部屋でゴロゴロしていた。
夕方、日本の友人にTELするが、回線状況が悪い。聞こえ難かったり、途中で切れたり散々。
仕方ないので、20分程してから掛けなおしたら、今度は絶好調。例の格安プリペイドカードを
使った回線なのだが、殆ど国内と変わらない品質で話しが出来た。調子に乗って少し長く話し過ぎた
かも知れない。10日前に買ったカードなのだが、ほぼ使い切ってしまった。
夜9時半頃、突然ホストファザーがサンドウィッチと紅茶を持ってきた、一体何なのだろうか?
【本日の教訓 : 格安物は上手に使おう、上手く使えれば本当にお得】